Painting / Printing / UV laser
樹脂塗装とは、プラスチック製品など焼付塗装が出来ない製品に色付けしたい、光沢を出したい、高級感を出したい…
そんな時に使える2液硬化型ウレタン塗装です。
樹脂塗装は、室温の自然乾燥で硬化するので、様々な樹脂製品に塗装ができます。ウレタン塗装は、樹脂の分子同士がウレタン結合で強固に結びついているため、密着性が良く硬くて耐酸性、耐アルカリ性に優れた塗膜を形成します。
また、樹脂製品以外でも、アルミダイキャストのように、高温の焼付け乾燥では巣穴からガスが出てピット状の小さな穴が開いてしまう材料など、高温で焼付けすると何らかの不具合やそり・変形が起きる製品には、2液硬化型ウレタン塗装を使います。
プラスチックへの印刷は、さまざまな方法があります。被印刷物の材質や形状、印刷したい絵柄、印刷ロットなどをもとに印刷方法を決める必要があります。
また、プラスチックにはさまざまな材質の種類があり、材質によってはインキが密着しにくいものもあります。
とくにPP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)はインキが密着しづらく、インキ密着強度に気を払う必要があり、前処理(フレーム処理、コロナ放電処理、プラズマ処理等)が必要な場合もあります。
必要とされるインキ密着強度をもとに、使用するインキや前処理の有無を決定します。
被印刷物が平面の場合、印刷方法はシルクスクリーン印刷、パッド印刷などが主に用いられています。円筒形状の場合、シルクスクリーン印刷などが主に用いられています。印刷したい部分が3次元曲面の場合、パッド印刷が主に用いられています。
また、インモールド、水転写などの方法もあります。そのほか、間接的な方法として、箔(ホイル)を凸版(刻印)で熱転写するホットスタンプ(箔押し)があります。ホットスタンプ(箔押し)は、他の印刷と一線を画し、金や銀などのメタリック感や、ホログラム柄を転写することができます。
凹版を使用して版上のインキをシリコンパッドに一次転写し、被印刷物に二次転写を行なうオフセット印刷の一種です。 弾力のあるシリコンパッドで印刷するため、平面ばかりでなく多少の曲面や凹凸面にも印刷が可能です。
版材に絹(シルク)の布を使った印刷方法で、 絹目の間からインクをスクイージーで擦ることで適量押し出し、元版の空隙から印刷物に インクを転写し、インクを厚く塗布することが可能で、耐候性にも優れており、平面と曲面・円筒面など様々な形状に印刷することができます。
製品にレーザー光を照射して焦がすことにより、印字をする加工方法です。
各素材に対して吸収率が非常に高く、熱ダメージを与えない印字や加工が可能なため、そのマーキングは”Cold Marking”と呼ばれています。高い発色性や製品へのダメージを抑えた印字が求められる用途に最適です。
スピンドルとは被塗装体が回転しながら移動して塗装を行う製法です。均一な塗りが可能でいて大きな対象物に対しても塗装が可能です。大量塗装に適した方法です。